地域工務店のしごとgarDEN @概論授業 11月14日

今日の建築概論ミニレクチャーは京都の地域型工務店garDENの田中社長さん。

はつらつとわかりやすい話しぶりで学生たちもよく理解できた様子。

「この中で大工になりたい人、おー、結構いるね〜。」

「大工は年々減っている。その減少ぶりは新築住宅着工数の減少率よりもずっと高い。現在、全国で30万人くらい。その中で60歳以上が4割近い。20歳台なんて3000人しかいないんだから、君たちは貴重な存在だよ。」

「大工として目指す家づくりはいろいろある。宮大工もあれば、建売大工もいる。町家などの伝統をやれる大工もいるし、われわれの会社のように今風だけれども、お施主さんに寄り添う形で居心地の良い家を目指そうというところもある。」

「これは前にやったリノベ推進協議会でのイベントワークショップ。学校のよしやまち町家も借りてやりました。新しい工務店はこうしていろいろな仲間と連携していかないとね。自分たちだけでは広がらない。自分のためだけでなく、社会にとっていいと思ったことをどんどんやって行くことで生き残り、成長したい。ぜひ現場も覗いて見て欲しい。」

田中さん、ありがとうございました。現場見学、よろしくお願いします。(さの)