1年おきにミニレクチャーをお願いしている奈良の岩城さん。今年は4つの「民家改修」事例をめぐるお話でした。
大きな明治期の古民家の改修事例に続いて、奈良町の町家の改修設計。諸々の法規規制から民泊として改修されたお仕事です。もともと2軒分の町家には4つの中庭があり、とても豊かな空間の展開が見られます。みんなで見に行きたいね。
景観形成建造物としての補助金を受けて素晴らしい町家再生の仕事になったことに、皆が納得しました。これは補助金申請のために描かれたパース。スケッチアップでここまでできるんですね。
これは若いご夫婦が関東から移住するための民家改修。古民家風を無理強いしない本当に素晴らしい趣のある現代人の住まいになっていると感心しました。
デザインをお仕事にしているご夫婦さんがこの改修を通して次第に考え方が変わったそうです。岩城さんの謙虚な設計姿勢に心が動かされているのですね。さすがです。
岩城さんのここまでのプレゼンに対して私がコメントしようと思ったことが、ご自身が最後のページにまとめにされていました。まさにその通りです。一堂拍手!聞いていた学生たちが感想文に「新築の事例もぜひ見たいです」と。ネットにアップされていることをお伝えしておきましょう。ありがとうございました。(Sano)