平成の京町家解体現場から 完了! 9月27日

長い間やってきた解体作業も今日で最終です。朝に雨も上がり、TD棟梁さんの声がいつになく高い調子です。気合入ってますね。

北側の軸組から解体していきます。通し柱に2方向の梁が上下に雇い実で結ばれています。上の雇いは2枚の車知栓で留めてあります。車知栓はビスを打って、バールで抜きます。時々、うまくいかないものもあり、ノミで掘り出すことも。込栓もそうですが、雨で濡れて膨張してなかなか厄介です。

僕たちが苦労している時に、庭ではさの先生が苔をパレットに取っていました。なんか一人楽しそう。

さの:んなことない。ほら汗びっしょりだよ。

解体は進み、最後の軸組は自立できないので、ユニックで釣り上げ、横の空き地で横にしてばらしました。

やっとお昼です。

午後はあちこちに散らばっている資材を整理してトラックに乗せていきます。

基礎の上を綺麗に掃除。いい感じになりました。

これで建物の解体は一応、終了です。これからあちこちに積まれた材の山を片付けていきます。

皆、お疲れ!

(gussan)