2年木工農小屋建設チームによる主要構造材の刻みがようやく一段落したところで、仮組をすることにしました。学校の駐輪場を空けて、材を運び込み、組み立てです。
まず、南の軸組を寝かして組み立てます。
よいしょと起こして、東西の軸組を組みながら、南の軸に差し込みます。
東西の軸組が差し込まれたところで北の軸を組み入れます。
まず北の軸組の土台に両端の柱を差し込み、一緒に東西軸組に差していき、梁を上から差し込みます。水平の動きと鉛直の動きとが一緒にならないと入らないので、緩めて口を入れてはめ込みながら固めていきます。
お施主さんも見えたので、一服、お茶にしましょう。みんなしっかり水分補給だよ。
真ん中の柱と梁を組み入れます。ホゾがきちきちなので、緩めてもなかなか動きません。あまりにきちんと刻むと、組めないこともあるのです。もうちょっと遊びを作っとかなくちゃね。
あとは上から母屋桁を乗せてはめるだけです。最後まで気を抜かずに。
仮組完了!片流れ屋根の小屋が見えてきました。
校舎2階から。
記念写真です。この後、仕口で調整が必要な箇所をチェック、解体してまた作業場に運びました。
みなさん、お疲れ様でした。よくやってくれました。こうして組みあがると嬉しいものです。
この小屋の建設は学園祭が終わってからになります。その間は土壁に使う壁土を現地で調達して、スサを混ぜて練っておきます。竹を割って下地となる小舞もお施主さんが作ってくれるそうです。
次はお茶室を建設します。みんなよろしく! (さの)