堀川茶室−8 屋根下地を組む 10月26日

雨でなかなか思うように作業ができない日が続いた。前日まで雨の夜中の垂木据付け作業は本当に辛かったと思う。26日土曜日は久しぶりに晴れた。

広小舞と呼ばれる厚めの板を軒先に取り付ける作業。これがなかなか手間取る。みんなでどこにどう合わせるのがいいか、考える。

寄棟の東西と南北とで微妙に勾配が変わっているので、単純に広小舞の位置がずれてくる。無理に同じ寸法に取らず、どちらかに合わせるだけのことなのだが、基準寸法をどう取ったら楽にできるかがわからず、すったもんだしてしまう。全体を見る視点が大事なのだ。

横竹を入れる作業。下から見上げるとなかなかに面白い。今回はあえて真ん中に小屋梁を入れず、地棟を通して入れたのだが、さて、どう見えるだろうか。(さの)