テキサス大学学生たちの竹林セミナー 1   日本人の自然感覚を知ってもらう 6月10〜11日

ひょんなことからテキサス大学の学生たちの京都インターンシップを引き受けることに。本来は企業研修なのだが、回り回って建築系、環境系の学生たち5人がやってきた。本当は6月10日からなのだが、前日の卒業生たちの削ろう会に見学に来てもらった。さっそく学校の生徒たちとの交流が始まったのは歓迎すべきことである。

 6月9日みんなでカレーランチ

翌10日、まずは日本人の伝統家屋のひとつ、京町家について学習してもらった。

町家にはかならず庭が付いている。彩光、通風とか雨水処理という機能もあるけれども、やっぱり大事なのは自然に触れられること。

部屋と縁側の建具を全部外すと、庭がぐんと身近になる。それはもはや外ではなくなって、もう一つの内部になるんだ。

日本人にとって自然はなくてはならぬもの。日本人はその自然とどう向き合って来たか、この2ヶ月のセミナーで勉強して欲しい。

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6月11日 向日市物集女竹林にて。

放課後、物集女竹林に駆けつけると、ここで活動している「藪の傍」の代表、小関さんが学生たちと話していた。実は彼女の娘さんがテキサス大学で学んでいたことで、このセミナーが始まったのだった。

竹林ってきれいと思う? 「思う!」

ここで何かつくってみたくない? 「作りたい!」

では明日、またここに来てください。さのは来れないけれども、活動している地域の人が教えてくれる。まずは竹の切り方から教わってください。「は〜い」

木曜日にここでまた続きをします。

(さの)