テキサス大学学生たちの竹林セミナー7 竹林に憩いの場をつくる  7月15日〜25日

7月後半はひたすら竹林で学生たちが描いた休憩所を制作する作業がつづいた。

竹を伐って半割りにし、屋根に載せてとめていく。位置を調整し、錐で穴あけ、ビスを打ち込んで留める。1本の竹から4.5m2本取って、太い方を下竹に、細い方を上竹に用いる、そう簡単にイメージ通りにはいかない。

この日はやっと半分ほどができた。根に近い竹は曲がっているので、ちょっと上から使わなくちゃ。元が太く末が細いので、揃えると扇形になってしまう。上竹を元末返してつかうべきだったかと考えたが、意外と真っ直ぐに見える。明日明後日、彼らだけで完成させられるだろうか?雨も心配だ。

 

翌日、彼らの作業で屋根がほぼ出来たと画像が届いた。次はベースをこしらえるので、スケッチを送ってあったのだが、竹の切株があって、うまくいかないと。7月18日、その位置ではこの後の畳がうまく載らない。頑固な古株と格闘2時間、やっと除去できた。ベースの固定に四隅に通しボルトを装着。2段では低いので、3段目をつくるよう指示をして、休憩に。

ティーブレイクのタイミングで池本さんが同僚のヴェトナム女性を連れてやってきた。お久しぶり!彼女の明るいはしゃぎ様が皆を巻き込む。さっそく、今日得たことを3語で言ってみて!
楽しい休憩のひとときを終えて、私は用事で神戸に向かったのだが、彼らはそこから頑張ってくれたようだ。
晩に届いた画像。3段積まれているね。よしよし。次回、高さを調整して、ボルトを切断しよう。
 
7月22日、竹ベースがなんとか出来て、半割竹の床をこしらえ、この上に畳が3枚載ります。
  
背後に竹ブリックを積んで壁をこしらえるのだそう。この写真の後、近くで採取した赤土を舟で練って、竹を土で固定していく仕方を教えました。明日、明後日で竹ブリックを積んでもらいます。もう少し屋根を整えたいな。木曜日は最後の作業を行い、完成させ、29日のお披露目に備えます。
 
そして7月25日、最後の制作作業の日、畳を運びます。
畳を3枚置くと、空間が変わった。アメリカの若者たちも靴を脱いでわれ先に畳の上に上がる。畳には力がある。いつもそう思う。
休憩の時にシェイカーで氷を入れて冷たいお茶を点てる練習をした。さっそく休憩所にてお茶席をやってみる。なんとかさまになりそうだ。
29日のお披露目には4、5席を設けるので、学生たちが交代で亭主を務めることになる。他の学生たちは外でシェイカー点てして運ぶ。水屋の準備もしなくては。
2ヶ月にわたって竹林をフィールドに、日本の自然と自然観を体験的に学んでもらおうという実習で彼らが何を得たか、プレゼンテーションが楽しみである。
(さの)